【即時対応を】2025年8月度WordPressセキュリティ速報:脆弱性情報と対策

2025年8月に確認されたWordPress関連の主要なセキュリティ情報と、取るべき具体的な対策をまとめました。管理サイトの安全性を確保するため、直ちに確認と対応をお願いします。
1. 「WooCommerce」に深刻な脆弱性
ECサイトを構築する上で広く利用されているプラグイン「WooCommerce」に、深刻な脆弱性(クロスサイトスクリプティング)が発見されました。この脆弱性を悪用されると、攻撃者によって悪意のあるスクリプトがサイトに挿入され、訪問者の情報が盗まれる可能性があります。
- 影響を受けるバージョン: WooCommerce 8.9.0 〜 9.1.0
- 対策: 直ちにバージョン9.1.1へアップデートしてください。このバージョンで脆弱性は修正されています。
2. WordPressコアのセキュリティ更新
WordPressコアでは、複数のセキュリティ修正を含むマイナーアップデート(バージョン6.6.1)がリリースされました。
- 主な修正内容:
- REST APIの脆弱性: 特定の条件下で認証されていないユーザーがサイト情報を取得できる脆弱性の修正。
- ウィジェット関連のXSS脆弱性: 管理者権限を持つユーザーが特定のウィジェットを操作する際に発生する可能性のある脆弱性の修正。
- 対策: 自動更新設定をしていないサイトは、管理画面からバージョン6.6.1へのアップデートを直ちに実行してください。
3. 「Contact Form 7」のアップデート推奨
人気フォームプラグイン「Contact Form 7」のバージョン5.9.3がリリースされました。このアップデートにはセキュリティに関する修正は含まれていませんが、スパム対策や機能改善が含まれており、安定性向上のために推奨されます。
- 推奨理由:
- スパムボット対策機能の強化
- 特定のサーバー環境での互換性向上
- 対策: 既存サイトで利用している場合、バージョン5.9.3へのアップデートを検討してください。
まとめ
脆弱性の情報は常に更新されます。日頃から公式アナウンスや信頼できるセキュリティ情報をチェックし、管理サイトの安全を確保することが重要です。
- バックアップ: アップデート前には必ずサイト全体のバックアップを取得してください。
- 棚卸し: 使用していないプラグインやテーマは、セキュリティリスクを減らすために削除しましょう。
今月の情報を参考に、あなたの管理サイトを最新の状態に保ってください。
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